朝、起きたときに口の中がネバネバしたり、口臭が気になることってあるんじゃないでしょうか?
歯磨きのタイミングって朝食を食べてからがいいとも言われるし、朝起きてすぐがいいとも言われます。どちらがいいのかって実はけっこう曖昧だと思います。
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小さい頃からの習慣が続いてるだけ
小さい頃から親に「歯磨きしなさい!」と言われて続けてるだけの習慣で、そのタイミングに疑問に思ったこと、実は少ないんじゃないでしょうか?
そうなると、親から言われたっていうだけで実はたいした理由がなかったりします。私も深いこと考えてなくて同じでした。
朝の歯磨き「起きてすぐ」「朝食を食べてから」どっちが正解?
これは、「起きてすぐ」が正解です。朝食を食べる前に磨くのがいい理由はたくさんあります。
なぜ朝食後に歯磨きするのはよくないか?
人は寝ている間に口の中に菌が増殖します。また、口の中がネバネバするときは菌がたくさん増えている証拠です。そうなると口臭や歯周病の原因にもなります。もちろん口腔内も清潔ではありません。
朝起きたときがもっとも口腔内に菌が増えている状態です。
口の中の菌はかなりヤバい
口の中の菌って言っても、誰もが持ってるものでせいぜい虫歯や歯周病になるもの、くらいで思っているんじゃないでしょうか?
私もこれくらいの認識だったのですが…とんでもない。実は口腔内の菌は免疫力に大きく影響することがわかっています。
口腔内の菌は口臭の原因だけじゃない!
口の中の菌が増えてネバネバしてくると歯周病や口臭の原因はもちろんなのですが、増殖した菌が血管に流れ込んでしまうと免疫機能に異常をきたしてしまいます。
実際に歯周病菌からの免疫力低下で「慢性炎症」を引き起こし、インスリン抵抗性のある体質になってしまうことも明らかになっています。
口の中の菌が原因で糖尿病になる?
インスリンというのは聞いたことも多いと思いますが、すい臓から出るホルモンで血糖値を下げる働きをします。
糖尿病が進むとこのインスリンの分泌量が低下するため、毎日インスリンを外部から注射する必要がでてきます。
歯周病菌が原因でインスリンの機能が低下してしまう状態、つまり糖尿病になってしまうという危険があります。
血糖値を下げるインスリンの機能が低下し、インスリンの必要量が増える状態をいいます。このため、インスリンを分泌するすい臓の負担が大きくなり、結果的に分泌不足をもたらします。
歯周菌が原因で太り老化する
また、歯周病から放出される毒素はインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させてしまうため肥満やメタボへとつながってしまうことも関係性が指摘されています。
そして歯周菌から引き起こされる慢性炎症は老化を促進してしまうということも研究でわかりつつあります。
つまり、突き詰めていくと口腔内の菌が原因で糖尿病や高血圧やメタボ、また動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中へと発展してしまうわけです。
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なんと、歯周ポケットの治療で糖尿病や肝炎が改善する
最近では歯医者さんで、この菌が溜まりやすい歯肉溝や歯周ポケットを治療していき血糖値を下げ慢性炎症を減らしていくと、糖尿病や肝炎、心血管疾患や腎臓病が改善することが判明しています。
これが、虫歯予防におすすめの歯磨き粉
歯磨き粉はフッ素濃度が高いものがおすすめです。
2017年までは薬用歯磨き粉のフッ素(フッ化物)の濃度の上限が1,000ppmだったんですが、今は厚生労働省により1,500ppmまで上限が引き上げられています。
口腔衛生の先進国である北欧やアメリカでは1,500ppmが一般的なので、ようやく遅れてた日本も追いつきつつあります。
この歯磨き粉、歯科衛生士からもおすすめされました。私も長く愛用してて、フッ素濃度1,000ppmの頃(前バージョン)から使ってるおすすめの歯磨き粉です。
まとめ
こういった理由を知ると、朝起きて歯を磨かずそのままご飯なんてもう考えられませんね。
朝起きてそのままご飯を食べると、口腔内の菌を食べることになります。その行為は口臭の原因どころか糖尿病や高血圧など生活習慣病の原因です。わざわざデメリットだらけのことをする意味はありません。
朝起きたらまず歯磨きする習慣をつけましょう。
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参考: