【無意識】潜在意識を変える方法、とてもシンプルなやり方1つ

私たちは生活している中で無意識に行動したり思考したりと、ほとんど潜在意識だけで過ごしています。
無意識なので、その状態を意識することは滅多にないでしょう。
行動のうち95パーセントが無意識とも言われています。

今回はスピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、神経言語学の内容で実際私も毎日やってることを紹介します。

人間は自分自身を無意識に自動操縦している

例えば朝の通勤でどの道を通って会社や学校に行ったかいちいち覚えてないと思います。
通る道は毎日同じで同じ時間、ほぼ同じ人ととすれ違う。

「この道で合ってるか?」
「この先にどんな道があるのか」

そんなこと思うこともないほどよく知っている道で、頭の中は他のことを考えていたり集中は別のところにいっています。

それは行動が自動化されている状態だからです
無意識の中で自分で自分の身体を自動操縦しています。

毎日のように行っていること、お箸やフォークを持って何か食べたり、
水道の蛇口をひねって手を洗ってタオルで拭くという動作、
生活のほとんどは何も考えずに身体が勝手に動きます。

電車に乗る人は改札でスイカをかざして電車に乗る、その一連の動作は完全に自動化されています。
スイカのかざしかたはこれで合っているか?なんていちいち考えません。普段からよく知っているからです。

いつも車で通勤や買い物で移動する人は車の運転で同じことが言えます。
どうやってエンジンをかけるか、アクセルを踏むか、そんなことを考えずに移動できます。

上の例の人が逆になるとどうでしょう?

・普段から電車に乗るけど車に乗らない人
・普段から車に乗るけど電車に乗らない人

車の免許を持っているとして、滅多に車に乗らない人が行き慣れない道を走るには、前方や周囲に警戒します。
慣れてない移動手段で自分の中で未知の状況だからです。
これはまったく自動化されていません

この状態は良くないと思われるかもしれませんが、マインドフルネス状態と言えます。
例え緊張しているとしても運転だけに集中している状態なので余計なことを考えていません。

逆に言うと自動操縦してる時はまったくマインドフルネス状態ではありません。
生活の全てがこの状態だと、脳は萎縮してしまいます

一旦自動化されると、例えば信号待ちで前の人が歩きだしたら、ろくに信号を見ずに自分も歩き出します。これは自分を自動操縦している例です。

無意識に頭の中で浮かんでくる言葉は人格を作る

また、人間は無意識に独り言を頭のなかでめぐらせています。

「今日の夕飯はどうしよう」
「仕事で失敗しちゃった、どうして私はこんなことしちゃったんだろう、私ってダメだな」「明日あの人と会うの楽しみだな。今日も頑張ろう」

いい内容でも悪い内容でも、頭のなかでどんどん言葉が生まれています。

セルフトーク

セルフトークってなんだ?と思う方もいるかもしれませんが、ただの「独り言」です。
セルフトークは独り言より「自分に向かって言う言葉」という意味合いが強いです。

私はセルフトークなんて言葉を知ったのはここ最近で、最初はなんだこれ意識高けーって思っただけだったんですが、
実際にアスリート選手など運動をする人、ビジネスや経営者で精神力を高めるために毎日セルフトークをしている人が多く、心理学の観点でも効果があるってデータを知って、
ちょっとやってみようかなって思った次第です。

私達人間は毎日心の中でたくさんの言葉をめぐらせています。
嫌なことがあった時、失敗してしまった時、



「なんでこんなことしちゃったんだろう」
「どうせ私なんて…」
「ダメだな自分」

などとネガティブな言葉を自分に向かって言うとどうなるか。
例え口に出して言わなくても、人間は単純なもので自分に向かって言うとその通りの人格が形成されます

心の中でつぶやく言葉は1日約5万回との調査結果があります。
無意識に「自分はダメ」だと毎日5万回言ってたらどうなるでしょうか?
だんだんとその通りの人間になるだけです。

かと言って心の中で湧いてくる言葉を止めるなんてできる人はそうそういません。
ではどうするか?
意識的に言葉を上書きします。

「仕事でやらかしちゃった、私は何をやってもダメだ…」

「うまくいかない時もあるし、私は自分のペースを大事にしよう」

「別のやりかたもできるな、成長するチャンスだ」

このように「私はダメ」という自分に対して評価を決めたり
ネガティブな自分を形成してしまう言葉をポジティブに上書きします。
これを意識的に心のなかでブツブツ思うだけ(実際に言ってもいいです)で
潜在意識は変化します。

肯定文を使う

 

仕事でも勉強でも運動でも、自分に対してがんばろうって言葉を投げかけてると思います。

例えば、

「もっと頑張らないと成績が下がる、このままではダメだ!」
「できなかったらどうするんだ、絶対に失敗できない」
「このままではもう間に合わない、死ぬ気でやらなきゃ!」

このような言葉を自分に言っている人も多いのではないでしょうか。
ネガティブな言葉、そして否定文は禁物です。

なぜか?

潜在意識の書き換え方法

人間の潜在意識はとても単純に解釈されます。
肯定形と否定形の見分けもつきません。

たとえば「負けない」ではなく「勝つ」という表現にする
「怖くない」ではなく「大丈夫だ」と、肯定文を使います。

簡単に言うと「~ない」という否定表現はしないことです。

例えば、

「部屋の中に青いヘビがいない」

というと一瞬でも青いヘビをイメージしてしまいます。
言葉で「いない」と言ってもイメージの中には「青いヘビ」が存在してしまいます。

また、潜在意識は主語の見分けがつきません。

例えば、「あいつが失敗しますように」と願った場合、
「私が失敗しますように」という概念として潜在意識は受け取ってしまいます。

「負けない」という非定型の言葉は
潜在意識は「負ける」と捉えてしまいます。

なので、勝ち負けという言葉を仮に使うとしたら
シンプルに「勝つ」と表現してあげてください。

 

心のなかでつぶやく言葉を潜在意識にとって良い意味になるようにする

無意識に思う言葉を、あえて意識的に作り上げ
潜在意識に届くように肯定的な表現にする。

「今度の仕事は絶対にミスできない」

ではなく、

「今度の仕事はきっとうまくいく」

「ミス=ネガティブ」な意味になってしまうので、単語そのものを肯定的にしてあげます。
何も根拠がなくてもよいのです。うまくいきます。

一日一回だけでも心のなかでつぶやいてみる

まずは一日一回でいいので自分に対して言葉を送ってみてください。
もっと自分を励まして褒めてあげていいんです。
すこしだけでも毎日続けて、人生を楽にしていきましょう。