歯の噛み締め、食いしばりを治した方法の1つ

私は向精神薬リスパダールの副作用と離脱症状で歯の噛み締めがひどく、寝てる間中ギリギリ噛み締めてしまっていました。

歯を噛み締めすぎて頭痛

 
朝起きると片目だけ痛くなり、日に日に頭痛もひどくなり、原因がわからず目の病気か何かかと思い悩んでいたら
どうも歯の噛み締めとわかりました。
 
奥歯をあまりに強く噛み締めてしまうため、眼球が圧迫されて痛みになってしまっていたんです。
起きてる間も無意識のうちにすごい力で噛み締めていることに気づきます。
歯が割れるんじゃないかと自分でも恐怖するくらい強い力で噛み締めてしまっていました。
まずここまで強く噛み締めると歯にとってよろしくありません。
 

マウスピースを作って歯と骨を守る

 
歯を守るため、歯医者さんで作ったマウスピースをつけて寝ていました。
このマウスピースは口の渇き(口渇)がひどかった時に虫歯になりやすくなってしまっていたので作ったんですが、
歯の噛み締めにも非常に助かりました。
 
マウスピースって最初作る時、「えーなんか嫌だな」とか思ったんですが、寝てる間とか別に誰が見てるわけじゃないし
毎日つけなくても症状がひどいときに守ってくれるアイテムとなるため作っておきました。
私はたしか5000円くらいだったと思います。少し迷いましたが一回作っておけばずっと使えるので持ってるだけでも症状に対する安心感が違います。
 
ちょっと話がそれますが、この頃はパーキンソン病症状がひどく
呼吸の仕方もうまくできなかったため歯医者さんで過呼吸になったりしていました。ものすごい恥ずかしかったけど一時的な恥ずかしさより一生モノの歯を大事にしようと思いました。
 
マウスピースを付けて寝ると目の痛みや頭痛はひとまず落ち着いてたんですが、根本的な解決になっていません。
傷口に絆創膏をつけてその場しのぎをしているようなものです。
このときも絶対にリスパダールをやめようと思いました。
 

どうやって治したか

 
噛み締めはどうやって治ったかというと、リスパダールを減薬している過程で少しずつ噛み締めの度合いは減っていき、断薬してから完全に消えました
リスパダールは期間が必要ですが離脱症状を最小限に抑えて断薬できます。
 
それでもしばらくは心配で寝る前にマウスピースをつけていたんですが、今はマウスピースなしで生活しています。
噛み締めは完全に治っています
 
この時は、噛み締めの他に舌を動かしてしまったり口を変な形にしてしまったり、アカシジアやジスキネジアの症状もあって悩んでいたんですが、
この症状も治っています。アカシジアとジスキネジアについては別の機会に詳しく書きたいと思います。
 

マウスピースをつけるついでにフッ素コートで虫歯を治す

 
そういえばマウスピースを付けるついでにフッ素コートを塗るようにしてたら、すごい効果があって虫歯がどんどん減って虫歯になりにくい口内になりました。フッ素コートを塗ってマウスピースをつけると寝ている間中歯に浸透して効果がでるんですね。
モノの組み合わせはすごいなと思いました。
 
 

リスパダール断薬に向けて

 
歯の噛み締めはリスパダールだけでなく他の向精神薬でも多い症状と思いますが、副作用や離脱症状である以上、必ず治ります
薬を減らしたり飲まなくなった変化の時期は一時的にひどくなることもありますが、次第に治っていきます。
逆に考えると、こういったきつい副作用が切欠となって断薬を考えるようになり、実際に薬をやめ回復していくとなると、嫌な症状であるものの回復するためのの一つの通り道なのかもしれません。
 
副作用で嫌な思いはしたくないから良くなりたいって自然な流れですよね。薬の飲み始めは逆で、飲んでると気分が落ち着いたりしてたのに、いつのまにか身体は薬を拒んでいました。きっとその状態は回復する時期なのだと私は思います。
 
噛み締め対策はマウスピースをおすすめします。
歯医者さんに行くと自分の歯の形通りに作ってくれるので一番いいですが、薬局やアマゾンなどで簡易なものもあるようです。