【あの人のせい国のせい】苦しい時自分を助けられるのは自分自身

私はよく体調を崩して外出するのも難しくなったり、仕事もできなくなることが多く、そうなってさらに状態が悪化すると生活どころか人生すら諦めようとしてしまうことがあります。

このブログでも過去に書いていますが、双極性障害という病気がわかり通院しはじめ、処方された薬を疑いもせず毎日せっせと飲んでいたのもあり重い副作用と離脱症状でパーキンソン症候群を発症し、今も闘病中でもあります。

今は副作用も離脱症状も落ちついていて生活できていて、当時に比べたら相当良くなっているんですが、それでも体調の波が激しくてよく落ち込んで不安や鬱になってしまいます。

とくに人間関係の失敗やイヤなことがあって精神的に落ち込んで目標や夢を諦めそうになったとき、よく思うことがあります。

どんなに「苦しい」と周りに伝えても誰も助けてはくれない

当時、歩くのも困難で病院にかかりながら「苦しい、辛い」と訴えていましたが、たしかに病院の先生や家族、周りの人たちはよく話を聞いてくれます。特に家族は優しく接してくれていました。

「病院がなんとかしてくれるだろう」
「国や保険がなんとかしてくれるだろう」

そんなふうに漠然と思っていました。病気になると何かしらの保証があって国や保険で生活できるように、日本という国は手厚い保証があるものと思っていましたが、実際に日常生活が困難なところになったとき、本当の意味で誰かが助けてくれるなんてことはありませんでした。

家族はご飯を用意してくれたり、「こういうものがほしい」と相談すると買いに出てくれたり、一緒に車に乗せてくれたりと多くの手助けをしてくれます。

病院も「ここが痛い」「こういう状態でつらい」と相談すると症状に合った薬を出してくれたりリハビリを施してくれます。これだけで十分手厚いサポートだと思います。

それでも、処方された薬を飲み続けたら今までも生活スタイルのままで勝手に治るなんてことはありません。軽い病気ならそれでいいかもしれませんが、薬はあくまで一時しのぎで、大怪我なのに傷口に絆創膏を貼ってごまかしてるようなものです。表面上の一時しのぎをずっと続けていたら中はどんどん腐敗してしまうかもしれません。

「今の状態を良くして元気になりたい」を叶えるのは自分しかいない、よくそう思います。

苦しい状態になってるのは「誰か」じゃなく「自分自身」

私の場合、薬の副作用と離脱症状は想像もつかないほど苦しいものだったのですが、その苦しい体験をしてるのは家族じゃないしお医者さんでもありません辛い状態で人生を送ってるのは自分自身なのです。言ってしまえば家族や周りの人から見たら結局は「他人事」なのです。



もちろん身近な人が苦しい思いなんて見ているのも辛いと思います。なのでできる限りはサポートしてくれていましたし、仮に今自分の身近な人がそんな状態になったらできることはしたいと思います。

でも身体的にも、特に精神的に苦しい状態は他人にはわかりません

良くする方向を選ぶのは自分しかいない

健康で元気な生活を送るために、歩けない状態でも毎日5分だけでも歩く練習をして1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、1年と続けるのは自分の選択でしかありません。病院に通うのは自分の選択です。

仮に、ストレスのたまる仕事をし、怒られて上手くいかず体調崩し、家に帰ったら家族にそのイライラをぶつけたとしたら、それも自分の選択です。極端なことを言うとストレスがたまってることに気づけたら転職すればいいし、会社に部署を変えてもらうよう相談したり仕事内容の相談することもできます。

私も場合は双極性障害の影響もありますが、薬の副作用というリスクを考えずに、また知る努力をしないで与えられたまませっせと毎日飲み続けた結果とも言えます

なにしろ今はインターネットでちょっと調べると薬のメリット・デメリットはたくさんでてきます。

→ 合わせて参考ください: 【即効性】すぐできるイライラや不安、情緒不安定の解消方法3つ

それからはどんなに軽い薬でも薬効と副作用のリスクを調べるようになりました。また長期間飲まなければいけない薬だったら「副作用が心配だからそろそろ飲むのをやめたい」と相談するようになりました。

これは私の例えで、みんなが長い医療文献を読めばいいと言っているわけじゃなく、例えば人間関係でストレスを抱えていたら、その人間関係を断てるのは自分自身です。そして家族や友人、身近な人に優しい接し方をできるように選べるのも自分自身です。

自分の人生を決めるのは誰でもないあなた自身

「国がなんとかしてくれる」
「こんなに苦しいのは国のせい、あの人のせい」
「あの人が助けてくれないから」

と人や周りのせいにしてしまうのも苦しいからこそなのですが、そんなときこそ「その状態で何をするか選択できるのは自分自身」と思ってみると、長期的にこの先の人生を考えたときにいい方向にいけるのかと思います。

→ 合わせて参考ください: なぜ目標を持ってる人のほうが寿命が長いか?14年の研究結果