【副作用】心療内科の薬を飲まないと不安な状態から回復した体験談2

この記事は前の投稿の続きです。 

同じ薬を長期間飲み続けると副作用がでてくる

ストレスや鬱、不安などで悩み心療内科や精神科にかかると多くの場合、薬を処方されます。

私も長いこと病院にかかり何の疑問もなく出された薬を飲んでいましたが、しだいに副作用に悩むようになりました

10年以上薬を飲み続けた結果

これは私の体験談ですが、当時、気分の落ち込みがひどく病院にかかると「うつ病」と診断され、そのまま通院するうちに気分の波が激しい症状が続く「双極性障害」とわかり、「気分安定剤、抗不安薬、抗うつ剤」を処方され飲んでいました。
 
何も疑うことなく15年以上飲んでいた薬もあります

箸や茶碗が持てないほどの手の震え

気分を安定させるための薬を毎日飲んでると、だんだんその副作用で「手の震え」が出始めてしまいました。
 
その手の震えがあまりにひどくなっていき箸や茶碗が持てなくなり、パソコンでキーボードもろくに打てなくなっていきました
 
家の中ならまだしもコンビニで買い物をしたときに手が震えるあまり、お釣りが貰えなくなり常にお金をチャリンと落としてしまうようになり、恥ずかしくて申し訳なくて、次第に人前に出るのが嫌になってしまい対人恐怖も出てきてました。

手の震えを抑えるための薬で別の副作用がでる

この症状について病院で相談すると、手の震えを抑えるために今度は血圧を下げる作用のある別の薬も処方され飲み始めました
 
そして今度はその薬による「気分の落ち込み、めまい、だるい」という別の副作用も出てしまったのです。
 

病気を治すはずが、いつの間にか副作用と戦ってた

薬は病気の治す手助けをしてくれるはずのものです。また症状を良くするものなのに、
 
「薬を飲み続けていたら、いつの間にか副作用に悩むようになった。」
 
なんてことになると、薬でよくなってるのか副作用で逆に悪くなってるのかわかりません。これでは本当に自分に合っているのか疑問に感じてしまいます。
 
まさに「薬も過ぎれば毒となる」ですね。
 
飲み始めた当初は薬との相性がよかったかもしれませんが、長期間飲んでいるうちに体は変化していきます。私もそうでしたが、少しずつ体に合わなくなることも多くあります。



薬の効果より副作用が強いなら意味ない

私はその当時、副作用や離脱症状も含めると薬を飲む事自体がほとんどデメリットとなってしまっていました。本来の薬の効果より副作用の悩みのほうが大きくなってしまったのです。
 
副作用に悩まず、薬なしで自然な状態で生活できたらどんなにいいかよく考えていました。
 
なお、その後はようやく薬を飲んでいるだけでは悪循環になると気付き、次第に薬を減らして回復しています。今はほぼ何も飲んでいません(もっと早く気付くべきでしたが…)。
 

薬を飲まないと不安、薬を飲むと安心

とくに抗不安剤や向精神薬などメンタルに効く薬は精神的に依存しやすいとよく言われます。
 
実際私も毎日せっせと薬を飲み続けることが習慣になりすぎていて、効いても効かなくても「薬を飲む」という行為に依存してしまってました。
 
この状態がすでに異常だったと思います。
 
ヤバそうに聞こえますが「薬を飲まないと不安」だったのです。
 
効いていても効いていなくても薬を飲まないと落ち着かなくて、毎日せっせと処方箋を飲んで、安心した「気になっている」状態でした。
  
ずっと続けてきたことに疑問を持ちつつも、穏やかではありますが少なくとも精神的に「依存してしまっていました。
 
もはや異常な状態と気づいても続けざるを得なかったのです。薬を飲まないとどうなってしまうのか
 
当たり前ですが、薬を飲み始める前は「薬なしの自然な状態」だったんです。
 
でもその当時の自分はもはや思い出せななくて、「薬を飲みだす前はどんな生活だったんだっけ」と思ったりします。
 
薬を飲んでいなくてもそれなりに生活していたのに、うまく想像できず、薬なしの状態はあまりに未知で不安な気持ちが圧倒的に勝ってしまっていました。

本当の意味で「薬をやめる時期」は本人が決めることになる

本当はもう精神的な症状はよくなっているのに「薬を飲まないと不安」だとしたら、度合いにもよりますが「薬を飲むという行為に依存」してしまっている可能性があります。
 
依存している場合、その行為を無意識のうちに正当化してしまうため、仮に副作用に悩んでいても、
 
「これは副作用ではなく前から自分の体にあった症状だ」
 
と思ってしまうこともあります。嫌な症状なのにおかしな話と思いますが、精神的に不安が強いために「今まで飲んできた薬をやめる」ことがなかなかできない状態になってしまうのです。

↓【続き】長くなったので続きに分けています。

※急に薬をやめるのは危険です。私も医師の判断のもと行っています。まずは医師にご相談ください