双極性障害と診断されからせっせと毎日気分安定薬を飲んだりしてましたが、
最終的に薬なしで生活できていて、特にここ2年間は双極性障害とそれなりにうまく付き合えています。
気分を落ち着かせる薬「リーマス」を飲まなくなり2年半くらい経過しました。
リーマスの副作用、手の震えがあんまりひどくて断薬しました。
リーマスを飲まないってことは、まるで守備力0の装備で冒険に出てるような気分で生きてるのさえおっかなく感じてました。
薬なしで生活できるか、生きていけるか不安ばかりでしたが、振り返るとそれなりにうまくやっていけてるんだなぁって思います。むしろリーマスを飲んでた頃よりずっと安定してます。
規則正しい生活が薬になってる
前は「一人暮らししながら生活が破綻」を繰り返してましたが、
一人暮らしを1年続けられていて仕事も3年ほど続いています。
双極性障害が「治った」といったら大げさかもしれませんが、「寛解」ってこんな感じなのかなって。
薬なしで生活するにはどうしたらいいか、生活リズムを安定させたい、とにかく精神安定したいので生活習慣を見直しました。
毎日早寝早起きし、朝起きたら筋トレ、ランニング、朗読、野菜を食べ、日光に浴び、
どうやったら双極性障害を再発させないよう過ごせるか調べて実践しつつ過ごしてきました。
→ 双極性障害は一生続くものじゃなく治る。自分が習慣で治した話
「習慣」ってすごいんだなって実感します。
「習慣が思考を作り人格を作る」ってのはそのとおりだと思います。
引きこもって生活が破綻することはなくなりました。
でも嫌なことがありストレスを感じ、急に落ち込むことはあります。
声をだす元気もなくなり、丸1日どころか数日寝たきりになる日もあります。
以前だったらそのまま最低1~2週間は寝たきりになって生活もできなくなっていました。
生活ができないのは、「生きて生活するのを諦める」ところまで落ちちゃうからです。
今も頻繁にそんな状態まで落ち込むこともありますが、5分だけでも散歩したり瞑想したり、気分を変える方法や精神力を回復させる方法を知ってきて、少しだけ生きるのが上手になってきたのかなって思います。
気分の波を抑えるより、気分の波が出てもいいようにする
その後、反動で気分が上がり「よかった元気になった!」と嬉しくて周りの人にいらんことを言ってしまったり、余計な行動して迷惑をかけてしまうこともたくさんあります。
でも以前に比べたら自分で制御できてる範囲と思っています。
「制御できる」というより、「波がでても」大丈夫な環境になってきた。のかもしれません。周りの人に「双極性障害なんだ」ってさらっとカミングアウトできたらもっと生活しやすくなるんだと思いますが、まだそこまで言えてる人は数人です。でも長く一緒にいる人はみんな極端な気分の波があるのに気付いていて、そんなときは優しく接してくれています。
「なんとかして気分を落ち着かせて生活する」
よりは、
「気分が不安定になっちゃっても大丈夫」
なようになっていくと、生活ももっと楽しくなると思います。