うつ病かもしれない、憂鬱な気分がよくならないときどう対処するかというと、一般的には休養をとるか、薬物療法またはカウンセリングなどの精神療法になると思います。
そして薬物療法で治そうとする場合、心療内科や精神科に行って抗うつ剤を飲む対処方法になります。
うつ病というのは抗うつ剤を飲めばよくなると思うかもしれませんが、じつは薬物療法には多くのリスクがあります。
私は過去に15年の間うつ病でした。そして長い間処方された抗うつ剤を飲み続けた結果、多くの副作用に悩まされることになってしまいました。
目次
そもそもうつ病になるとどんな症状がでる?
うつ病になると精神的にも身体的にも多くの症状がでてきます。
精神的な症状
- 自分を責める
- 自己嫌悪・罪悪感
- 遠くに行きたくなる、消えてしまいたくなる
- 不安・焦り
- 買い物・物欲がなくなる
- 意欲・食欲がなくなる
など、他にも多くの症状がでますが、これらは特に目立って現れます。
身体の症状
- 食欲がなくなる
- 身体が重たい、速く動けない
- 疲労感、だるい
- 眠れない、または寝たきりになる
- 口が渇く、動悸、めまい、息切れ
- 肩こり、首や背中の凝り
などが現れます。これらは人によって違う症状も出るともいますが、私も過去に長く経験したものです。
うつ病の強烈なコンボ技
とくに、「なんであの時、あんなことしちゃったんだろう」と自分を責めて罪悪感を感じ自己嫌悪になり「もう消えてしまいたい」と思い、意欲も食欲もなくなり布団で寝たきりになるというコンボは強烈です。
べつに何かあったわけじゃなく、生活してると急に「あぁ、あのとき失敗しちゃったな」と思い出して落ち込みます。
この流れは私特有の症状かもしれませんが、過剰に自分を責めてしまうのは特徴的だと思います。
うつ病は脳が疲れて慢性炎症を起こしてる状態
うつ病は心の問題であると抽象的なことを言われることもありますが、慢性炎症が原因の一つであり神経細胞の機能が変化してしまったことが重要とも示唆されています。
以前、慢性炎症である歯周病を放置すると免疫力が低下していきインスリン抵抗性のある体質、つまり糖尿病の危険があると紹介しましたが、これと同じように炎症反応が脳で起こってしまうと、そこから脳の神経細胞やホルモン分泌に異常をきたしてしまい、うつ病を引き起こすとも近年は指摘されています。
そして原因の慢性炎症を治さないとなかなか回復できない状況になってしまいます。
脳が慢性炎症に陥ってしまうとストレスホルモンが多く分泌されてしまうだけでなく、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌量が減ってしまい「楽しい、幸せ」と思えなくなってしまいます。
うつ病の人は腸内環境も乱れている
うつ病の人のほとんどは腸内の環境が乱れてるといいます。
さきほど上げた幸せホルモンのセロトニンの95%はなんと腸内細菌が作っているため、腸内環境が悪くなるほど「楽しい、幸せ」と思えなくなってしまうのです。
腸内環境を整えるのが回復への道
つまり、腸内環境を整えない限りはうつ状態はなかなか克服できないとも言えます。
うつ病で元気が出ないときこそ、抗うつ剤に頼るだけではなくバランスの取れた食事をして、できれば運動をして規則正しく過ごすと回復も早くなります。
買い物にでたらついでに3分散歩がおすすめ
といってもうつ病に陥ってしまうと元気がでないし外にも出たくないと思います。それでも丸1日あれば「ちょっと外に出て買い物にでも行こうかな」と思う時があると思います。
その時についでに3分だけでも歩いて日光に浴びると、その後の回復は大きく変わります。
そして買い物にでたらカップ麺ではなく野菜や果物を買って腸内フローラを改善するのをおすすめします。
参考: