「認知の歪み」の続きです。
ネガティブ思考でうつ病になりやすい人、また不安傾向の人の特徴として、
「絶対に~」「完全に~」「間違いなく~」などの絶対的な言葉を多用することや曖昧なことが許せないで白黒はっきりつけたがる特徴があります。
また、「あのときこうすべきだった」など「~すべき」という、べき思考も特徴の一つと紹介しましたが、
精神科医のアーロン・ベックによる「認知の歪み」には「先読みの誤り」というのがあります。
誰にもわからない先のことを決めつけてしまう
「私はずっと不幸だ」
「この先もずっとひとりぼっちだ」
「このまま嫌なことが続くんだ」
など、誰にもわかるはずのない先のことを決めつけてしまう思考パターンは
うつ病や不安症に向かってしまいます。
私も嫌なことがあると、落ちこんでしまいネガティブ感はますます強くなり、ずっと続いてしまうような気がしてしまいます。
「認知の歪み」の一つとして精神科医でも取り上げられています。
嫌なことはずっと続かない
実際のところ嫌なことはずっと続きませんし、この先のことは誰にもわかりません。
そんなふうに考える必要はありません。
どうしても嫌なことがずっと続くと思ってしまっても、
「あっ今自分は嫌なことがずっと続くと思ってしまっている」
と気づいてあげるだけで方向性は変わります。
私はパーキンソン病になったときに手足の自由がきかず、もう一生このままだと思ってしまいましたが、今では普通に手も足も動くし走ったり運動もできます。普通に生活できています。むしろその前より元気です。
ネガティブな思考にハマってしまって飲み込まれそうになっても
「今自分はネガティブ思考になっているな」
「今は前向きに考えられないけど大丈夫」
と、少しでも思ってみてください。不安や鬱は一時的なものです。
ずっと続くことはありませんし、心配事の96%は起こりません。
あと、思考に飲まれそうになったらちょっとだけでも歩いてもみるのをおすすめします。
歩いて帰ってくると不安やもやもやが一気に消えます。
→ 不安をなくすための方法5つ。地味な方法が最高に精神安定する