「やらなきゃいけないことがあるのに、やる気がでない」
こんなこと多いと思います。私もよくありますが…。
じつはやる気を出す方法は実はとても簡単です。
それは、
「とにかくやり始める」
ということです。
「そんな簡単に言うけど、できないものはできない」
「そんなことわかってる」
と思われるかもしれませんが、じつは人の脳の構造上、先に行動を起こさないとやる気がでないようになってるのです(参考: 【こんな簡単なことがやる気が起きない原因だった!仕事勉強やる気を出す方法】)。
やるべきことを少しでも手をつけてるちに脳の側坐核(そくざかく)が刺激されやる気スイッチがオンになり次第にノッてくるのですが、「とにかくやり始める」のが難しいと思ってしまうんじゃないでしょうか?
- 「頭で考えれば考えるほどやる気がでなくなってしまう。」
- 「でも少しでも手をつけたくても手を付けられない。」
これではどっちにしろやる気が出ないですね。
やる気がでなくて考えてばかりで、更に考えれば考えるほど実際に行動できなくなるジレンマに陥ってしまうこともあります。
じつは、これらはごく当たり前のことで事前にやる気をコントロールできます。私もよくやっている方法のうち1つを紹介します。
やる気を出すための環境作りをする
やりたくないことでも、やる気を出すには工夫が必要になります。
例えば、ジョギングを習慣にして毎日続けたいとします。日中の仕事から帰ってきたらジョギングしようと思っても、疲れて帰ってくるとやっぱりめんどくさくなって
「また明日にしよう」
と思ったきり二度とやらない、なんて経験したことってあるんじゃないでしょうか?
これも、やる気を出すためにいつくかの心理学アプローチが有効です。
例えばジョギングを続けるためにやる気を出す方法
ジョギングを例にしてますが、走るにはそれなりに動きやすい服装に着替える必要があります。本格的なスポーツウェアじゃなくても、さすがにジーンズで走るわけにはいかないですね。
ジャージなど簡易でも動きやすい服に着替えますが、まだ慣れてないうちはその「着替え」がそもそもめんどくさいと思ってしまいます。
「走るにはいちいち着替えるのか…」
習慣化されてないうちは、めんどくさくなると思います。それでも服をクローゼットから出そうと探してるうちに、
「あれ、前あったジャージどこだろ?」
「見つからないし、今日はいいか」
こんなふうに、ジョギングに必要な服が見つからずにやめてしまうこともあるかもしれません。慣れないことをするときは、いつもの行動と違うため予想外の障害がでてきてしまいます。
やる気がなくなる障害をできるだけ減らしておく
そもそもやる気が起きないことをやるというのは誰でも大変です。
そのためには、やりたくないことでも「やる気がなくなる障害を減らす」ことが重要です。
ジョギングの例でいうと、あらかじめ着替えを出しておきます。するといざ走るときに着替えを探す必要もなく、ただ置いてある服に着替えるだけで済みます。
「どの服にしようかあれこれ悩んでたら、なんだか疲れちゃった」
という経験って一度くらいあるんじゃないでしょうか?
なにかを選択するのはエネルギーを使います。これも事前にわかっているなら用意しておきましょう。玄関にジョギング用の靴も出しておくと更にやる気が出やすくなります。
その場では靴を選ぶ必要もなくなり、ただ用意してあるものを順にやればいいからです。
まとめ
今回はジョギングを例にしましたが、これを勉強や仕事に当てはめても同じことが言言えます。
勉強しなきゃいけないのなら、事前に「机の上に教科書を広げておく」とやる気を出す近道になります。
それなのに毎回律儀に机を片付けてしまったり、棚や見えないところにしまい込んでしまったら逆効果なこともあります。
せめて慣れるまでは多少散らかってしまっても「やる気になりやすい環境作り」をしましょう。
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