寝るとき電気を「つける、消す、豆電球」の3つどれが正解?寝付きがいいのは

寝るときの電気を、

  • 「つけて寝る」
  • 「消して寝る」
  • 「間接照明(豆電球)で薄暗くして寝る」

あなたはどれでしょうか?

「明るいと眠れない」という人もいるし、「真っ暗だとかえって眠れない」という人も多いですね。

電気をつけて寝ると体内時計や自律神経の関係から、どう睡眠の質に影響するかというと、

明るいと眠りの質が下がる

答えから言うと、最も睡眠の質がよくなるのは「消して寝る」です。

明るくしたまま寝ると睡眠の質が下がってしまいます。
「つけて寝る」も「間接照明(豆電球)で薄暗くして寝る」も睡眠の質を下げることにつながります。

部屋が明るいと交感神経が刺激されて目が冴えてしまいます交感神経は緊張や集中などアクティブな活動時に活発になる自律神経です。

寝るときやリラックスするときに副交感神経という、さきほどの交感神経とは対の関係にある自律神経系が優位になります。副交感神経は落ち着いてるとき、のんびりしてるとき、リラックスや睡眠に直結します。

つまり、副交感神経が活発になっていないとそもそも休めないのです。ところが、部屋を明るくしてると交感神経が刺激されてしまうので、眠るどころか起きる行為になってしまいます。

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免疫力はリラックスしてるときに高められる

免疫は、副交感神経が優位になってるとき、つまりリラックスした状態に高めることができます

交感神経が優位なとき、つまり緊張や集中モードでは免疫が下がる一方になってしまいます。



風邪やニキビ、吹き出物が引き起こされる原因

免疫力が下がると、風邪やインフルエンザなど細菌やウイルスから身体を守れなくなります。

目やにやニキビ、口内炎や吹き出物が増えてしまいます。これらは日常的に接触する菌から引き起こされる感染症のため、免疫力の低下が原因となります。また、がんリスクも増えてしまいます

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明るいまま寝ると、なぜ朝だるくなるか?

部屋を明るくして眠り、朝起きると身体がだるく疲れがとれてないのは、交感神経が刺激されてしまい免疫が下がっているのも原因の一つです。

寝たように思っても本当の意味で休めていないことになってしまいます。

ぐっすり眠るためにできること

睡眠の質をあげて朝に疲れを残さないようにするには、電気をつけるか消すかの他にもいくつか方法があります。

寝る1時間前にお風呂に入る

まずは、寝る1時間ほど前にお風呂に入ることです。

人の身体は「深部温度」という内側の温度が下がっていくと眠くなります。お風呂に入って温まり、その温度が自然と冷めていき落ち着いて眠れるのが約1時間後というわけです。

ただし、お風呂から出てすぐ布団に入って眠らないようにしてください。身体がポカポカと温かすぎるとかえって眠れないこともあります。

6時間以上寝るといい理由

なぜ6時間以上寝るといいかは、『【睡眠負債】これが、6時間以下の睡眠時間で病気になる理由でも紹介しましたが、睡眠時間が短いと病気のリスクはもちろん、朝の血糖値が高くなり感染症にかかりやすくなってしまうとも言われます。

また、寝てる間に分泌される成長ホルモンは、肌など壊れた細胞を修復してくれる機能があります。

夜10時~深夜2時ごろは「ゴールデンタイム」や「シンデレラタイム」とも呼ばれるのは有名ですね。個人差はありますが、お肌や美容にもよい効果があります。

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参考: