これが、薬の副作用で太って25キロのダイエットに成功した方法

私は以前、精神的に不調になっていたころ病院で処方された向精神薬のリスパダールという薬を飲んでいて、3年で約25キロ太ってしまいました
 
元々痩せていたんですが、体型が丸くなってしまって少しずつ体重が増えていきピーク時は25キロ増加。
その後リスパダールを減薬しつつ徐々に痩せていき、今は元の体重より痩せてダイエットに成功しています
 
減りすぎたってわけじゃなく健康的にダイエットしつつ体重を維持できていて、

リスパダールの断薬に成功してからも体重は変わることなく2年半ほど経ちました。

 
今の体重変動はよく食べた日に+1キロ、あまり食べなかった日に-1キロくらいです。

なぜリスパダールで太るか?

 
リスパダールの比較的多い副作用に「体重増加」があります。
 
ちょっと詳しい話、なぜ体重増加するか調べると、抗ヒスタミン作用と抗セロトニン2C作用による食欲増加と、代謝抑制作用で体重増加してしまうようです。
 
つまりどういうことかと言うと、食欲が増えてよく食べてしまい、また満腹中枢への刺激が弱まってお腹いっぱいにならず更に食べてしまい食べたものは代謝が抑制されているため体重が増えやすいのが体重増加の原因とのことでした。
 
3コンボって感じですね。
 
摂取するカロリーは増えて、消費するカロリーは減る
 
というもう太るしかない状態です…(笑)。
 
私はリスパダール服用中はとにかく毎日よく食べていました。
食べるか寝るか。引きこもりだったのもあり毎日家の中でごろごろしてるだけです。
この生活で3年経って25キロ太っただけですんだのはマシだったのかもしれません。
 


どうやってダイエットしたのか?

 
運動をするようになり、だんだん痩せていきました。
リスパダール服用と食生活で脂肪がつきやすい体型になってしまいましたが、運動するようになってから元の痩せやすい体型になりました
 
運動といっても基本は朝に15分くらい近所を歩くだけです。
 
まず私は運動以前にひどい引きこもりだったので、引きこもりから脱出することから始まります。
 

散歩をするようになった

 
引きこもりを治すために外に出ようと毎日散歩するようになり、近所を一周しながら少し坂道を歩き、ちょっとでも汗をかくようにして、だんだんそれが日課になりました。
 
もともとはダイエットしたいってより、
リスパダールの副作用と離脱症状によりパーキンソン症候群がでてきたのもあり身体の自由が効かなくなり歩くのもおぼつかなかったので歩く練習をしてるうちに散歩が習慣になったのです
 
以前の自分じゃ考えられないのですが、毎日歩くようになるとそれまで散歩するのがめんどくさかったのが逆に歩かないとスッキリしなくなってきました。
 
汗をかく目的というより、精神面で安定して健康に過ごしていたかったのですね。
 
散歩すると嫌な気分が晴れるので私は運動目的じゃなく精神的に落ち着きたいので今もよく歩きます。
 
 
 

お菓子など間食する量を減らした

「お菓子が食べたい」
「アイスが食べたい」

食べたくなっちゃうと我慢できないものですが、欲求に関する心理学があって、人の欲求は20秒も持たないんです。

実はすごく短い時間なんですが、その20秒の間にどうしても食べてしまうんですね。

逆に言うとこの20秒を切り抜けると食べたい欲求はガクンと下がります

どうやって切り抜けるかというと、心理学の「20秒ルール」というものを使って間食を抑える方法を実践してました。

【ダイエット】なぜお菓子や甘い物が食べたくなるか?心理学の20秒ルールを使うと?

このやり方で間食が減ったし、同じ方法でタバコもやめられました
地味なやり方ですがはっきりわかるくらい効果あるのでおすすめです。

 

水泳するようになった

 
身体を動かすのが習慣になると、自分の身体の筋肉やコリを意識するようになり、
歩くと足や下半身はほぐれるんですが肩や上半身はあまり使わないのか肩がよく凝ります
 
どうにかして全身を使う運動がしたくて運動の種類を調べると、
そういったリハビリには身体に負荷がかからない水泳が良さそうなのを見つけて、
小さい頃に水泳をやっていたのもあり、15年以上は泳いでいませんが泳ぎたくなってきました。
 
思い切ってネットで水着とゴーグルを買い、近所の市営プールに行きました。
元引きこもりからすると相当勇気がいりましたが…(笑)
 
正直最初は初めてのプールでビビりすぎて動悸すごかったですが、田舎なのもあっておじいちゃんおばあちゃんがいるだけで平日の昼間に行ったのもあり1コースまるまる空いていて快適。
 
これだけ久しぶりに泳ぐと息の仕方を忘れていて最初は半分溺れてると同然な状態…。
30分くらい泳いで帰ると全身筋肉痛になり、それから週に1回くらいのペースで泳ぐようになり、散歩だけじゃカバーしきれなかった肩や背中の筋肉も楽になったと思います。
 
泳ぐのって楽しいんですよ。水の中に入った瞬間、外の音が「ゴボっ」と同時にまったく聞こえなくなり静かな水の音がする中で前に向かって進むよう泳ぐ。泳いでる時は夢中になってるのでマインドフルネス状態なんだと思います。
 
 
水泳したら急に痩せるわけじゃないんですが、だんだんと痩せやすい体型になってきます。
週に3回以上泳いでた時は目に見えて痩せて、肩の凝りが面白いくらいとれて姿勢がよくなって猫背も治ったのは驚きです。

ジョギングするようになった

 
だんだん散歩しながら「少しだけでも走ってみたい」と思うようになり、
ランニング用の靴を買い走るようになりました。
 
最初は5分くらい誰もいない時を見計らって走るだけだったんですが、
「散歩しつつちょっと走る」が習慣になると、もう少しまともに走ってみたいと思うようになり、ランニングウェアってほどじゃないんですがウインドブレーカーと走りやすい服を揃えて夕方~夜にジョギングするようになりました。
 
ほんの10分~15分だけなんですが、汗だくになります。
夜ランニングするようになって、一気に痩せていきました。
 
これも、散歩だけでは痩せきれなかった部分が効いたんだと思います。
 
ただ、急に走り出したもんだから膝や足首を痛くしたこともあります。 
ほぼ毎日ジョギングするようになり、3ヶ月で12キロは痩せて、半年後は20キロ痩せています。
 
こう聞くとすごい運動してるように思われるかもしれませんが、走るのは約10分だけで距離にしたらたぶん2キロ以下です。
 
走るのも散歩と同じく嫌な気持ちやストレスがすっきり減るのがわかっておすすめです。 

いつもの習慣にすると楽に痩せられる

散歩もジョギングもですが、いつもの習慣にできたのが続けられた理由です。
毎日ご飯食べたり歯を磨いたり寝たり、それと同レベルで散歩したりジョギングするようになって、
 
「今日はめんどくさい」と思う時もあるんですが、人の脳は今日やった行動は次の日もやりたくなるそうです。
 
なので、逆に言うと今日めんどくさくてやらなかったら明日もやらないことになります。
 
今日、3分だけでもウォーキングすると明日もやろうかなって気になるかもしれません。
  
だんだん音楽聴きながらだったり、星や月を見ながら歩いたり走るのは楽しみもあります。なにより精神的に安定できるのが大きい。
 
散歩やジョギング、毎日続けると痩せやすい体型になるし精神的に安定して不安になりにくくなります。
 
一日3分散歩から始めるのがおすすめです。「もう散歩おわり?」くらいで十分。
 
リスパダールに限らず向精神薬は太ってしまうものが多いですが、きっと身体も健康になれると思います。
 
 
 
 


2件のコメント

  1. 抗うつ薬で体重が増えてしまい、その対処を考えていてここに辿り着きました。

    少しずつでも運動して、私も体重を減らしていきます!
    今はまだ離脱症状がつらいですが、いつか抜けられると信じてやってみます!

    1. 歩いたり自転車に乗ったり、ちょっとの運動でだんだん代謝がよくなって汗もかきやすくなって痩せてくと思います。
      運動すると離脱症状の緩和にもなるので、少しずつほどほどに、がんばってください!

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