何か失敗したり、どうもモヤモヤして気持ちが下がったり、いまいち気分が乗らないときってあると思います。
そんなときどうやって気持ちを切り替えてるでしょうか?
私もほぼ毎日やっている、道具も何もいらずに誰でもできる気持ちの切り替え方を紹介します。
目次
ただ「青空を見上げる」だけで気持ちが切り替わる理由
気持ちを切り替える方法として優秀なのが「青空を見上げる」という実にシンプルな方法です。
外に出て青空を見上げることってあるでしょうか?
普段からデスクワークで外に出る機会が少ない場合、ほとんどないかもしれません。
私もパソコン仕事なので室内にいるだけです。そうすると青空を見上げる機会なんてないので意図的に散歩してよく空を見上げています。
なんで青い空の色は神経が落ち着く?
天気のいい日は一面の青い空が広がります。この青色は、色彩学で「神経を落ち着かせる色」でもあります。
空だけじゃなく青い海の色も見ていると落ち着くってこと多いですよね。
また、青色は集中力を増強させる心理効果もあり、仕事や勉強で集中したいときは青い色を取り入れると効率が上がります。
きれいな空の画像を見るだけでも効果がある
大阪市立大学健康科学イノベーションセンターの水野博士らのグループによる実験によると、いわゆる「癒やし」を感じる画像によって作業中の疲労が和らぎ、集中力などの能力の低下が抑えらる、ということがわかっています。
つまり、実際に見なくてもキレイな空や海の画像を見るだけで癒やし効果があり気分が切り替えらるというわけです。
パソコンの壁紙やスマホのホーム背景を空や海の画像にしておくのもいい効果が見込めます。
とはいっても実際に見れるなら外に出て空を見上げるのがおすすめです。
空を見上げると姿勢がよくなり脳が活性化する
青い空を見上げるには首を上に向ける必要があります。
日常生活で実はそんなに上を見上げることって少なく、特にデスクワーク中心の生活では意図的に「見上げる」という姿勢をしないんじゃないでしょうか?
猫背や前かがみの姿勢では肺が圧迫され十分に酸素が取り込まれずに、浅い呼吸になってしまいます。
しかも前かがみの姿勢はは無意識にやってしまうことが多いため、浅い呼吸になっていることに気づかず、いつの間にか脳への酸素量が減り、頭がぼんやりし集中力も下がってしまう状態に陥ってしまいます。
空を一面に見るには背筋を伸ばして上を向きます。すると背筋が伸びて呼吸が深くなり、肺に十分な酸素が取り込まれます。酸素がたくさん取り込まれると脳へ新鮮な酸素が循環し、血流がよくなり気分がスッキリできます。
日光を浴びてセロトニンが分泌され元気になる
また、空を見上げるには天気のいい日に外に出て日光浴することにもなります。
このブログでもよく言っている「セロトニン」は、幸せホルモンとも呼ばれ気分や感情、それもポジティブな気分をコントロールし、精神を安定に保ってくれる非常に重要な神経伝達物質です。
セロトニンが不足すると、気分が下がって悲観的になってしまい、ときにはうつ状態にもなってしまいます。
そしてそのセロトニンは、太陽の光とともに生成されます。
つまり、外に出て青空を見上げると気分がスッキリし心地よくなれるのです。
空を見上げると肩こりが治るかも
まっすぐ立って背筋を伸ばすと肩から首のストレッチになり、肩こりが楽になります。
私は肩こりがひどくてよく首のストレッチしてますが、気づいたときは上を見上げて固定された姿勢を正しています。
見上げた先が青い空だと癒やされてより楽になる気もします。
マドリッド自治大学のブリニョールらによる研究結果
マドリッド自治大学のブリニョールらによる姿勢と人間関係についての研究では、71人の大学生たちを対象に、
- 胸を張った姿勢
- 背中を丸めて縮こまった姿勢
にそれぞれ分け、自分の長所や短所をリストしてもらったところ、胸を張った姿勢をしたグループのほうが強く自信が持てたということがわかったそうです。
空を見上げるだけで元気が出て自信が持てる
つまり、一日に何度か空を見上げて姿勢を正しくするだけで自分に自信が持てて元気になれます。また姿勢がよくなると肺への酸素量が増え脳への酸素循環がよくなり頭がスッキリします。
青い空の色で神経が落ち着き集中力を高める効果も期待でき、多くのメリットがあります。
普段、街や室内中心で生活してたら空なんてじっくり見ないですよね。でも自然を見るという日常では忘れていたことがメンタルや健康にとっても非常に大切です。
外に出るついでに10分ほどでも散歩すると更に気分転換になります。私もほぼ毎日散歩しながら空を見上げています。仕事、勉強の合間、人間関係で疲れた時、あらゆる場面におすすめです。
最近の夏は暑いのでうまく木陰を探しながら空を見上げてみましょう。きっといい気分転換になると思います。
参考: