なぜビタミンCサプリで虫歯になるのか?すぐ歯磨きがダメな理由

ビタミンCサプリと聞いて、身体にいい、美肌にいいなどのイメージがあると思います。
ところがこのビタミンCサプリで虫歯になるリスクが増えるというデータがあります。

2012年に中国の大学が発表したもので、
清涼飲料水、スポーツ飲料、ジュース、ビタミンC、乳、ヨーグルトなどの6つのもので歯をボロボロにする原因となるものを調べました。

結果、「砂糖入りの飲料とビタミンCは虫歯になりやすくなる」ことがわかりました。

なぜかというと、ビタミンCは酸の一種(アスコルビン酸)なのですが、その酸性と歯のエナメル質の性質に関係があります。

エナメル質は歯にとって必要不可欠なもので、硬い水晶と同じくらいの硬度があり健康なエナメル質は歯を美しく白く見えエナメル質が損なわれていると歯はくすんで見えてしまいます。エナメル質の健康状態は、歯の美しい白さのポイントとなるわけです。



またエナメル質が傷ついていたり汚れていると、歯がしみたり、知覚過敏症や虫歯に発展してしまいまい、歯のトラブルが原因となります。歯を守ることができなくなるからです。

そのエナメル質は、酸によって表面のpHが5.5未満になると溶け出してきます。
ビタミンC (pHレベル約2.30)の酸性によってエナメル質に傷がつきやすい状態になってしまいます。

ビタミンCを口にして時間が経っていない状態で歯磨きをすると
直接、歯にダメージを与えてしまうことになります。
歯磨きをするタイミングって大事なんですね。

ビタミンCサプリを口にしてからは、最低でも1時間おいてから歯磨きするといいようです。

参考: