自分はどうも周りよりメンタル弱い、すぐ落ち込んで元気なくなったり、ひどい時はそのままうつ病や不安になりやすいな、
「どうしてこんなに生きてるのが辛いんだろう?」
って思ったことはないでしょうか?(私はそんな思いばかりですが…)
目次
うつや不安になりやすい人はこんな特徴がある
うつ状態や不安になりやすい人は、白黒はっきりつけたがる特徴や、極端な言葉を使いたがる傾向があります(参考: 【なんと、うつ病になりやすい人が使う言葉には3つも特徴があった】 )。
また、「俺は、私は、僕は」など一人称ばかり使えば使うほど不安になるというのも最近知りましたが、言葉の選び方ってメンタルに影響するんだなと私もだんだん気をつけるようになりました。
ものの考え方が曲がってしまうと自分ではいい方向に向かってるつもりでも、じつは不幸な方向に行ってることも多くあります。
「認知の歪み」のうちの一つ
精神科医のアーロン・ベックは「認知の歪み」という思考パターンを挙げています。
これはうつ病や不安をまねく考え方で、この思考が続くとどんどん悪い方向へ向かってしまうという認知パターンの一つに「~ねばならない」というものがあります。
「~ねばならない」考え方は危険!メンタルがどんどん弱る
「~すべき」とか、「~しなきゃいけない」といった、「べき思考」は不安感が強くなりうつ病にもなりやすくなると指摘されています。精神医学からみてもよくないんですね。
ちなみに私も以前はよく思ってしまってました。
以前にも紹介しましたが、0か100かのような極端な考え方や「やらなきゃ、~すべき思考」はメンタルが弱ってしまいます( 参考: 【なぜ「やらなきゃ、すべき思考」で自己嫌悪・罪悪感が増える?】 )。
例えば毎朝パンを食べる習慣があったとしたら、パンが食べられなかっただけでイライラしてしまう状態、1日くらい食べなくてもなんともないのに許せなくなってしまうのです。
大げさな話と思われるかもしれませんが、こういった例は多くあります。
パンではなく白いご飯で言い換えるとけっこう当てはまるかもしれません。他にも生活してると「~しないといけない」という思考はたくさんあります。
- 靴の結び方はこうじゃないといけない
- 飲み物を置く位置はここじゃないといけない
- お風呂に入ったらまずここから洗わないといけない
- 車のハンドルを握るときは腕まくりをしないといけない
- パソコン作業する前はコーヒーを飲まないといけない
- 庭で家庭菜園するときはこの服を着ないといけない
など、それをしなくても本当はいいはずなのに、細かいところで「~しなければいけない」はじつは身近にたくさんあります。
この考え方でいると、自分にだけじゃなく他人の行動も許せなくなってしまい人間関係はどんどん不穏な方向に行ってしまいます。
「まあいっか」と思うと人生が楽になる
「~しなきゃいけない」って思ってたけど「まあいっか」と思えることが大切です。
また、
“あんなことするべきじゃなかった、そうすればこうならなかったのに”
のような、もう過ぎた過去にとらわれて「もしも」のことばかり考えてしまう思考にも陥りやすくなってしまいます。
過ぎたことを「もしこうしてたら」と自分を攻めるのをやめる
過ぎたことを「もしこうしてたら」「~すべきだった」など、自分を攻めてもますます不幸な道になってしまいます。
失敗したからこそ「学べた」と思ってみると、うまくいく
「~だったけどまあいっか」
「~だったから、次はこうしてみよう」
と、失敗や反省で学べることがたくさんあります。失敗しないと次にいけないことばかりです。もしどうしても「~すべきだった」と思ってしまうなら
「あのときこうすべきだった」から「次はこうしてみよう」
と、未来に繋げるとうまくいくと思います。
「まあ、これでいっか」くらいが幸せになる
私もだんだん
「~しないといけないけど、まあ、できればでいっか」
と思えるようになりました。まだまだ普段から「~しないといけない」と思いがちなのですが、その思考がイライラや不安をまねくとなると、やっぱり気をつけようと思えます。
ネガティブ思考をポジティブに持っていくのって実は簡単だったりします。
ほんのちょっと普段の思考や言葉を変えていくだけで生きやすくなっていきます。失敗して後悔したときこそ、一瞬でも「まあいっか」と思ってみると、気持ちも楽になると思います。