大きな目標や小さな目標に限らず、私たちの脳は目標を考えたときに何かしらイメージしようとします。
例えば、
- 朝8時までには起きたい
- 10キロ痩せたい
- あの大学に受かりたい
- 好きなあの人と付き合いたい
- 英語を話せるようになりたい
- 気に入ったあの服を買いたい
- マラソン完走したい
- 海外旅行に行きたい
- 泳げるようになりたい
- ビジネスを成功させたい
など、人によっていろんな目標があると思います。
自分のやりたいことや好きなこと、目標をイメージしたとき、簡単に思い浮かべられることと、ぜんぜんイメージできないことがあることに気づくでしょうか。
脳は「実際に達成できること」をイメージする
カナダのビショップス大学の研究者であるエリン・シャッケルとライオネル・スタンディングによると、脳はその人が実際に達成できることしかイメージしない特徴があり、もし目標がイメージできなかったら、まだあなたには目標達成に必要なことが備わっていないことを意味することを証明しました。
重量挙げのイメージトレーニングをすると、体が重量挙げのイメージに反応し、実際にバーベルを持ち上げたとしたら、イメージした結果の80パーセント以上を達成できるような体に変わったのだ。
- 『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』- アラン・ピーズ (著), バーバラ・ピーズ (著), 市中 芳江 (翻訳)
極端な話、もし「総理大臣になってる自分」がイメージできるならその人にはその素質があるとも捉えられます。
フルマラソンを完走してる姿をイメージできるなら、すでに80%以上は達成できる素質を持ってることになります。
病気や体調不良で弱っていても「健康で元気な姿」がイメージできるなら、健康な身体になれる素質があることを意味します。
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今イメージできなくても目標に近づくことができる
そしてイメージはあくまで「現時点」なので、今まったく想像できなかったとしても、その目標に近づけば近づくほどイメージできるようになります。
例えば「英語を話せるようになって海外旅行に行きたい」という目標があってもイメージできない。
それでも英会話を始めたり、英語の動画を見たり、英語を勉強してるうちに「道を聞くくらいならできそう」と、一部分だけでもイメージできるようになるでしょう。
→ なぜあなたがやりたいことを習慣化できないか?理由と方法3つ
そうやって目標の中でも想像できるところが増えるうちにイメージが鮮明になっていき、達成できるようになります。
→ 目標やTODOは手書きのほうが42%も達成率が上がる、なぜ?
参考:
自動的に夢がかなっていく『ブレイン・プログラミング』-アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ (著), 市中 芳江 (翻訳)