いつも料理して食べる時に「野菜を多めに」することを意識したり「最近魚を食べてなかったから魚食べよう」など、大雑把な健康への配慮はすると思います。
野菜を食べる時は生のままサラダにしたり茹でたりして調理しますが、調理の仕方によって失われる栄養素については普段あまり意識しないんじゃないでしょうか?
なぜ野菜の皮をむいたらもったいないか?
野菜の皮をむいて食べる人も多いと思いますが、多くの野菜の皮の近くにはβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンは免疫力を高めてくれたり、皮膚や粘膜を保護してくれたり、がんや心臓病、動脈硬化を予防する働きや、老化の進行を抑えてくれる抗酸化作用もあります。
野菜の皮に含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAというと最近は化粧品などでよく使われるようになった「レチノール」なんて単語見たことあるんじゃないでしょうか?これはビタミンAのことで、肌を若くみずみずしく保つには重要な成分です。
かぼちゃ、にんじん
かぼちゃやにんじんの皮には上で紹介したβカロテンが豊富に含まれているため、肌にとても良いです。味が苦手じゃなければぜひ皮ごと食べましょう。
トマト
トマトの皮にはβカロテンの2倍以上の抗酸化力があるリコピンがたっぷり含まれるため、皮をむいてしまうのは非常にもったいないです。
なぜ野菜の皮は抗酸化力が強いか?
私たち人にとっての皮膚は、紫外線や外からの刺激から守る役割もあります。
紫外線に浴びると活性酸素が生成され、身体が酸化しシミやたるみ、シワなどの原因となり老化してしまいますが、野菜や果物も同じで、紫外線に当たると老化し傷んだり劣化してしまいます。
人間や動物なら日陰に移動すれば身体を守れるのですが、植物はそうはいきません。
野菜や果物は自分で移動できないため、自らの皮に強い抗酸化作用を持つことで紫外線など外部刺激から守っています。またその抗酸化作用が私たち人にも効果があると近年わかってきています。
とはいっても紫外線に当たらないとヤバい
なお、紫外線は肌や美容面では老化につながってしまいますが、うつや認知症、メタボなど健康を保つため重要なものです。実際に紫外線にまったく浴びないと人は元気がなくなり鬱になることがわかっています。外に出て散歩したり健康を保つためには適度に紫外線に当たると精神も安定します。
→ 紫外線は指や耳、首だけ浴びればOK、15分の散歩で認知症のリスク0、うつ病メタボも予防になる
野菜はきれいに洗って皮ごと調理
私も今まで何の疑問も持たずに小さい頃からの習慣で皮をむいて食べてましたが、最近は皮ごと食べるようになりました。
皮そのままだと汚れてたりするので洗って食べるのがいいようです。
野菜によっては皮ごと食べると苦かったり味が好きじゃないこともあると思いますが、せっかくの抗酸化力を食べたほうがお得なのでぜひトライしてみてください。
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参考: