スマホやPCばっかり使ってると漢字を書く機会がなくなりますよね。
メモするときはスマホや音声入力、手で何か書くときなんてなくなるものです。
学生のときはスラスラ書けてた漢字がもうさっぱり。
目次
小学生レベルの漢字が書けない
中学生レベルどころか小学生レベルの漢字が書けなかったりしてショック受けることもあります。(私だけかもしれませんが…)
前に「けんさく」ってどう書くんだっけってわかんなくて、「糸」がどこかに入るような…と結局わかんなくてショックでした(笑)。
「けんさく」は「検索」って漢字でした。
なぜ、漢字は「読める」けど「書けない」?
私ほどじゃないとしても、普段からPCやスマホの画面を見るので漢字は読めるけど「書けない」って人は多いんじゃないでしょうか?
スマホやパソコンで普段からニュースや記事を見ると思います。すると漢字が書かれてるので当たり前のように漢字を「読む機会」はありますが、読むだけなので「書く機会」はあまりありません。
スマホやパソコンで漢字を入力したとしても、単にキーボードでタップしてるだけです。実際に手で書いていないので当然忘れてしまいます。これも漢字が書けなくなる理由の一つです。
ホワイトボードにスラスラ漢字書いてる人すげえ
漢字が書けないと人前で手書きするのが恥ずかしかったり、自信がなくなっちゃうことにもなってしまいます。
仕事や発表会、勉強会みたいな席でホワイトボードにスラスラ漢字書いてる人って「すげー」って思いますよね。憧れるものです。
漢字書けないコンプレックスを克服したい
そこまでスラスラ書けなくても「漢字が書けなくて恥ずかしい」がなくなるくらいになったら生活しやすくなるし、自分に自信が持てます。
せめて小学校・中学校レベルの漢字は書けるようになって「漢字書けないコンプレックス」を治したいですね。
漢字は一日だけ例えば8時間ぶっ通しで勉強するといつまでも覚えてるものじゃありません。毎日ちょっとずつ習慣化して続けるとその後一生をかけて忘れにくくなります。
実は、やりたいことを習慣化するには方法がある
「勉強や運動、読書を習慣にしたいけど続かない」
こんなふうに続かないのは理由があって、実は習慣化する方法が間違ってる場合が多く、それがわかるとどんなことでも意外と簡単に続けられます。
この習慣化する方法を使いつつ、私は毎日5分だけ漢字の勉強しててかれこれ2年以上続いてますが、それがどんな勉強方法なのか質問いただいたので紹介します。
無料アプリでどんどん漢字書けるようになった
これべつにPR記事でもなんでもないんですが、いいアプリだと思ってるので紹介します。
【漢字検定・漢検漢字トレーニング(無料版) – Google Play のアプリ】
この無料アプリ「漢字検定・漢検漢字トレーニング」で、スマホの画面に漢字を書きます。
毎日続けるには?2年続いてる漢字アプリの勉強方法
スマホにタッチペンが付いてるならそれで書きます。ない場合100均とかで適当なペン、画面に認識できるやつが売ってるのでそれでもいいし、手でも十分かも。
このアプリは「小5~高校卒業レベル」まであります。書けないレベルから始めたいので、
「書き」→「実力テスト(ランダム10題)」
をやってみてどれくらい書けるかどうか、自分のレベルを確認しましょう。ちなみに私は小5レベルからやりました(笑)。
そしたら「書き」だけをやってきます。漢字5つで1セット、3回ほど正解すると「免許皆伝」になります。
「書き」だけをやっていく
- 「書き」の問題(練習その1~)をやる
- 1日1問(漢字5つ)だけで十分
- 漢字5つすべて正解したらまた次の日やる
- 「免許皆伝」になったら次の練習問題やる
というだけです。1問(漢字5つ)で5分もかかりません。
今日はもう終わり?くらいがベスト
「読み」のほうはたぶん読めるのでやらなくていいですね。アプリをクリアしたいんじゃなく「漢字を書けるようになりたい」なので、あえて1日にあまり時間使わないようにします。
1日に長い時間かけてしまうと習慣の波ができて続かなくなるので、「たったこれだけで今日は終わり?」ってくらいがベストです。
もちろん1日2問以上やってもOKですが、やり始めにがんばりすぎて三日坊主になるのは避けましょう。多くても5問以下くらいで、そのやる気は次の日にまわすのが長続きします。あえて「いいところでやめる」のも習慣化する方法の一つです。
誤認識しても細かいことは気にしない
なお、ペンで画面に書いてると間違ったことを書いても正解になることがありますが、「だいたい合ってる」程度で細かいことは気にしないようにしましょう。
脳の短期記憶じゃなく長期記憶として覚える
漢字5つで1セット、その5つが書けるまでやると、だいたい20~30秒後くらいに間違った漢字をまた書くことになります。
そうすると、反復になって脳の一時的な記憶(短期記憶)じゃなく、「この漢字は一生必要なものだ」と長期記憶として脳が認識するようになります。
短期記憶は一時的なものでしかなくて、すぐに忘れちゃうものです。
例として、初めて会った人の名前を聞いたけど次の日には忘れちゃう記憶や、電話をかけるときに覚えた番号をかけたあとはもう忘れてる、あまり重要ではない記憶です。
対して長期記憶は一度身についたらずっと覚えてる記憶です。
短期記憶で覚えた人の名前をすぐ忘れちゃっても、たびたび会うようになったらずっとその人の名前を覚えてますよね。そんな記憶や、自転車の乗り方を覚えたら生涯覚えているのも長期記憶です。
漢字を書く機会がなかったら、一時的に覚えたとしても次の日には忘れてしまいます。これは短期記憶として覚えてしまってるからです。
長期記憶に残して一生覚え続けるには?
短期記憶から長期記憶に切り替えるには脳科学的に方法があります。
とても簡単で、「20秒後に復習する」というだけです。
日々勉強してる受験生などの方はよく知ってるかもしれませんが、短期記憶から長期記憶に切り替わるのが約20~30秒と言われています。
なので、一生モノになれるくらい記憶に残る勉強法は単に「20秒後に復習する」というのが方法です。
英語の単語を覚えたかったら一度書いたものを20秒後にまた書きます。
そうすると私たち人間の脳は、「これは重要な情報なんだな」と認識して長く記憶に残そうとします。長期記憶は何年も残るものと言われています。逆に20秒も経たずに復習しても短期記憶になるだけなのですぐ忘れちゃいます。
なぜ、このアプリは漢字を覚えやすいか?
このアプリで間違った漢字を正解するまでまた書くと20~30秒後になります。そう狙って作られたのか知らないですが、短期記憶から長期記憶として覚えていくにはベストな時間差になってます。
私はこれを1日1~3問だけで時間にしたら約5分を、かれこれ2年以上続けてますが、前に比べると相当効果がでてます。
人前で漢字を書けるようになった
今振り返るとこれは嬉しいですね。いつの間にか人前で漢字を書くのがあまり恥ずかしくなくなりました。恥ずかしい時は、逆の手で書いてるところを隠してしまうものですが、隠さずに書けるようになって以前に比べたら自分に自信が持てるようになってます。
といっても初歩的な漢字しか未だに書けないから恥ずかしい思いはありますが、それでも前に比べたら進歩してるなと実感します。
漢字を間違えても気にしなくなった
今も書けない漢字だらけで高校レベルなんて中途半端にしか書けないし、中学校レベルも間違えます。でも人前で漢字を書いて間違えても気にしなくなりました。
「べつに間違えてもいいし書けなくても恥ずかしくない」
と思えるようになりました。簡単な漢字だけですが普段からたった5分程度でも「漢字に慣れてる」ってすごいなって思ってます。
まとめ
毎日スマホを使ってニュースやTwitterを見てるだけではもったいないし、せっかく勉強に適したアプリがあるから使ってみるのをおすすめします。
「漢字検定・漢検漢字トレーニング」のアプリが合わなければ他にも漢字勉強アプリがあります。自分に合った勉強法を見つけたら続けてみてください。
日本にいて、せっかく小さい頃から学校で漢字を勉強したのに、その漢字にコンプレックス感じてるってもったいないと思ってしまいます。学ぶ機会はたくさんあります。
面白いことに、1日5分だけでも3週間ほど続けてると慣れてきてるのがわかって漢字が楽しくなってきます。ぜひおためしください。
こちらも合わせてご覧ください: なぜマルチタスクは脳の集中力を下げ学習能力に支障をきたすか?