貧乏ゆすりをしてる人を見て
「行儀悪いなあ」
「落ち着きないなあ」
って思ったりしませんか?
私も一時期貧乏ゆすりばかりしていてよく周りに指摘されていたんですが、
貧乏ゆすりを治したいって思ってる方、治さなくても良いものかもしれませんよ?
一般的に貧乏ゆすりは行儀悪いとか、悪い癖とされていますが良い面もたくさんあります。
貧乏ゆすりすると血行が良くなる
足を小刻みにトントントン…と貧乏ゆすりをすると足の血行が良くなります。
すると血液が全身に届き、そのまま脳に血液がめぐり脳神経が活性化します。
記憶力や集中力が上がる
足を動かすと脳への血行がよくなるため、記憶力が上がり集中力が上がります。
また、ウォーキングなど単純なリズム運動で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが作られてうつ病や不安症の改善や予防、認知症の予防など様々な効果があり、思考が前向きになるため判断力が上がりアイディアが生まれやすくなります。
逆を言うとじっと座ってるだけだと脳への血液循環が悪くなり、記憶力や集中力の低下、判断力の低下、認知の低下などデメリットだらけになります。
「タバコより悪いのは長時間じっとしてること」と言われるように、じっとしてると病気のリスクがぐっと上がってしまいます。
→ 【禁煙成功】どうやって楽にタバコをやめたか?重要な方法3つ
関節症にならなくなる
リズム運動を定期的に行うことで、すり減った軟骨が再生し、
肥満や運動不足などの原因から起こる「変形性股関節症」など関節症が改善します。
変形性股関節症とは、足の付け根にある大きな関節である「股関節」の関節軟骨がすり減り、痛みを起こす病気です。当院で、「貧乏ゆすり」を積極的に患者さんに実践してもらったところ、すり減った軟骨が再生した症例が続々と現れた
「足を動かすのを我慢する」ってもはや病気に近づいてるだけ…っていうのは極端かもしれませんが、積極的に貧乏ゆすりするのがいいですね。集中力は上がるしアイディアも出て、関節症も良くなるし予防になる。
→ 散歩、ウォーキングで記憶力、集中力が上がる理由、効果3つ
エコノミークラス症候群の予防になる
関節症の予防になるように、じっとしている状態でも足の血行をよくするためエコノミークラス症候群の予防になるようです。
松原院長は「エコノミークラス症候群の予防にも役立つ」と指摘する。同症候群は飛行機の座席で長時間過ごしたため、静脈にできた血の塊(血栓)が肺の血管などに詰まって起こる。「貧乏ゆすりで血流が良くなれば、血栓ができにくくなる」
貧乏ゆすりをしてる人を指摘しないであげる
もし今まで貧乏ゆすりしてる人を見てイライラしてしてまってたら、
指摘する前に良い効果があるのを思い出してみてください。
何かに集中したいけど動くに動けないとき、せめて足だけでも動かしたいのは当然です。そこで無意識に貧乏ゆすりするのは私たち人間が自然と良い方向へいこうとしてる結果です。
→ 目的地もなく歩くだけ「散歩」の何が楽しいのか?散歩のやり方
「うーん、集中できないな」と思ったらあえて足を動かしてみる。
貧乏ゆすりの効果を知ったら、ちょっとだけ普段の生活も周りへの見方も変わると思います。
→ だるい、頭痛、めまい動悸、イライラ不安は自律神経が原因?なぜ
参考:
CiNii 論文 – デスクワーク中に可能な運動として行う微小揺脚運動(貧乏揺すり) : 経絡自律神経活動の変化(特別講演 1,第23回生命情報科学シンポジウム)