エアコンがないと集中力が低下し効率が13%悪くなることが判明

夏は暑いですね。特に最近の日本の夏は熱中症になるほど暑いです。

いつも夏になっても窓を開けるだけで過ごせてましたが、もうエアコンなしでは寝るのも厳しいこの頃です。

それでも何が何でもエアコンをつけない人もいて、なぜかというと電気代が気になる、窓の風で十分、扇風機でいい、昔からエアコンなしで生活してたから今のままでいいなど聞かれます。その他の理由もたくさんあると思います。

集中力の上げ方として、集中力が8倍になる時間帯を活用したり、脳は連続して集中できる時間が実は90分程度なので休憩を挟むと効率があがったり1時間以上座りっぱなしで集中力が下がる事実があったり、集中力の上げ方やモチベーションの保ち方は以前にも紹介しましたが、

仕事や勉強部屋にエアコンがあるとないとでは、認知能力など集中力や作業効率に影響がでる研究結果があったので紹介します。

 

エアコンがある部屋とない部屋の計算力の差

寮に住んでいる10代後半と20代前半の44人の学生を対象とし、そのうち24人はエアコンのある部屋残りの20人はエアコンなしの部屋に住んでいて、その温度、二酸化炭素レベル、湿度、騒音レベルを測定し、ウェアラブル機器で身体活動や睡眠パターンを追跡した装置を使って、各学生の部屋を完備し、毎日基本的な算術問題を含む認知テストを受けてもらいました。



その調査結果、エアコンなしの部屋にいる学生はエアコンがある部屋の学生よりテストの結果が悪く、反応時間と作業記憶を含む5つの認知機能測定が13.4%悪くなりました。また、エアコン付きの部屋の学生と比較して加減算テストのスコアは13.3%低下しました

これらのデータを合わせると、エアコンのある部屋の学生は、応答が速いだけでなく、より正確であることが示されます。

エアコンなしで勉強や仕事しても効率が下がる

この研究結果のように、空調が適切でない部屋にいると認知能力が下がることがわかります。

さすがにもうそんなにいないと思いますが、「今どきの若いもんがどうのこうの」とか、「エアコンがないとだめなんて根性がない」とか、そんな考えがあったら自ら頭を悪くしてるようなものです。

熱中症で室内でも倒れる人が多い今、エアコンをつけない行為は自傷行為と何ら変わりません。自殺行為ともとれます。なぜなら十数年前とは高気圧の状態も気候もまるで違うかからです。

適切な空調にして熱中症予防はもちろん、勉強も仕事も快適に進められるよう整えていきましょう。

毎日休憩ついでに3分だけ瞑想してたら集中できるようになった

参考:

Reduced cognitive function during a heat wave among residents of non-air-conditioned buildings: An observational study of young adults in the summer of 2016

Extreme heat linked with reduced cognitive performance among young adults in non-air-conditioned buildings | News | Harvard T.H. Chan School of Public Health